並んで鳴いてごらん
こんな残暑の中、冬のお話でごめんね。

「変な事を言う人って居るなあ」というお話ですが、何故か今まで書いたものの中でいちばん気に入っています。
「続きを読む」でお話を読んでください。
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ナランデナイテゴラン
酒場のカウンターに五人の男が腰掛けてお酒を飲んでいました。
今日は僕の奢りにしますから一杯やりましょうと誘ったのは、真ん中に座って御機嫌な富田氏でした。
富田氏は大きな造船所の設計課の課長さんです。
二十五年の在職中に遅刻などは一度もなく、臨機応変な仕事ぶりは課長職にふさわしいもので、部下からの信頼も厚く優秀な社員でありました。
しかし氏には少しだけおかしな所があったのです。
飲み始めて最初のうちは、本日進水した新型のタンカーの設計に関する事や、これから本格化する艤装の話など、主に仕事の話題ばかりだったのですが、やがてお酒もいい加減に回り、それぞれの家族や遊びの話へと話題が移りると、課長は気分良さそうに体を揺らし始めました。
両脇に座る部下達は、そろそろ今日もあれが出るのだろうかと課長の様子を窺っていました。
やがて上機嫌の富田氏が言いました。
「結構、結構だね。みんなそれぞれに家族が居て、自分の楽しみもしっかり持って、実に豊かな人生じゃないか」
一人の部下はお見合いしても失敗続きで、なかなか嫁の来手がないんだとこぼしたばかりなのに、十把一絡げに結構はないだろうと思いましたが、もしかするとあれの出る話の流れかも知れないと思い不平を言うのを控えました。
富田氏はカウンターに両手をつくと身を乗り出して、左右の四人の顔をゆっくりと見まわして言いました。
「みんな、それぞれの夢と希望を胸に頑張っている。それは何ともいい事だ。そうして自分の道を進んでゆきさえすれば、それはいつか叶うんだ。こんな私だって、妻を貰い子供も三人授かって今のところは健康で暮らせている。有難いことだ。自分の好きな設計の仕事だけを、ただただ無難にこなしてきただけなのにね。大体のところは幸せだ。幸せなんだけどね‥」
四人の部下達は、半眼になって気持ち良さそうに喋り続ける課長を横目で見ながら、それ来たと言う感じで目配せをし合いました。
富田課長は話し続けました。
「みんなの夢は必ず叶うよ。それは私が保証してもいい。もしもそうならなかったら、私のところに取り立てに来てもいいってぐらいのもんだ。だけどなあ‥けど‥私の夢は、子供の頃からずっと抱き続けて居る私の夢だけは、とてもじゃないが叶いそうにはないんだよ‥」
富田部長の一番の古株の部下がすっと腰を伸ばし、心得ましたと言う感じで小さく咳払いをしてから訊ねました。
「課長の夢って、何なのでしょうか」
両端の二人はその真面目ぶった訊ね方に肩を震わせました。
富田氏は自分に訊ねた係長の顔をじっくりと見つめ、体ごと向き直るとその手を取りました。
「おお、よく、よくぞ聴いてくれた。私の夢というのはなあ‥‥」
課長の目が遠くを見つめる様子になりました。
「僕の夢は鳥がそこいら辺の枝に止まってさ、鳴くという、ただそれだけの事なんだよ。珍しくも何ともない何処にでもいる、ありふれた鳥がね」
そこからの言葉は奇妙な節まわしで短く区切られていました。
「すずめがちょこりん」
「ムクドリがちょこりん」
「ヒヨドリがちょこりん」
「山鳩がちょこりん」
「カラスがちょこりん」
「五羽が大きさ順にきれいに並んで、だん、だん、だん、だん、だん」
「で、鳴くんだ」
「チュンチュン」
「クルックルッ」
「キーキー」
「デデポー」
「カーカーカー」
「一生に一度、ただの一度でいいから、それを目の前で見られたらどんなに幸せだろうか」
課長は少し涙ぐんでいました。
両側の四人は笑いを堪えて肩を震わせて居ました。
それは顔まで似せたような課長の鳴き真似があまりにも可笑しかったからです。
「い、いつか叶うといいですね」
係長がそう言ったのを最後に、その酒席はお開きということになりました。
富田課長は「飲み過ぎちゃったよ」などと言いながら、精算を済ませると、帰り支度を始めました。
いつの間にか降りだした雪の中、課長を駅まで見送り、もう少し飲み足そうと、屋台に腰を落ち着けた四人が話し合っていました。
「係長、どうして課長があの話をするのか訊ねた事ってあるんですか」
一番年の若い新人の設計者が訊ねました。
「あるよ。もう十年も前のことだけどさ、課長は色々説明してはくれたんだけど、良く解らなかった」
「そうですよね、僕も訊ねたけど意味が解らなかった」
「僕もです。あんな変なこと言われたら、それが起こるとどんないい事があるんですかって聞きたくなりますよね。でもそう聞くと、さあどうなんだろうね、って答えが返ってくる」
係長が空になったコップ酒を屋台の親父に差し出しながら、言いました。
「俺なんかもうすぐ二十年になろうかって付き合いだけど、あの人の嫌なところって見た事がないんだ。どんな時にも部下思いで優しくて、それでいて設計者としての素質だって抜群だ。今は現役で計算機を回したりしないけど、強度計算なんかもびっくりするぐらいの早さと正確さでこなしちゃう。だからじゃないか」
「だからって、それじゃ意味がわかりませんよ」
若い設計者が言いました。
「そうか、そうだな。要するに俺が思うのは、あれは課長が俺達に言う唯一の我侭わがままなんじゃないかっていう事なんだよ。真面目で才能豊かで、いい人であり続けたいと願い、その通りに振るまい続けて居るのが富田課長だとしたら、当然ストレスは溜まるよね。自分ならいとも簡単にこなせる仕事を部下はしくじったり納期に間に合わせられなかったりする。その苛立ちをね、わざとあんなわけの解らない話で俺達にぶつけて、もっと高いところを目指せというような事を言おうとしているんじゃないか」
隣で聴いていた設計者が膝を打ちました。
「なるほど、初めてすっきりした気分になった。係長、解っていたんですね」
「いや、まったく。目から鱗。素晴らしいです」
三人が嬉しそうに問題が解決した事を喜び合っているのを見ながら、若い設計者は、それが本当のところなのだろうかと考えていました。
うっすらと涙ぐみながら話していた課長の顔を思い浮かべたからです。
やがて終電が近づき四人は駅へと向かって行きました。
雪が二センチばかり歩道の脇に積もっていました。
途中、街路樹の枝が低く延びている場所を見つけた若い設計者は三人を引き止めました。
そして手で雪をすくい取ると団子のようなものを作り始めました。
「スズメってこれぐらいの大きさですよね。で、ムクドリはもう少し大きい。でヒヨドリか、ヒヨドリってどんなのでしたっけ」
歩道の街路樹の枝を見上げながら雪団子を作る若い設計者を見ていて、三人も彼が何をしようとしているのかが解りました。
やがて辺りの雪を掻き集めて一番大きなカラスの雪の塊を作ると、他の設計者が足台にと持って来たブリキのバケツの上に若い設計者は立ち、雪で作った鳥を並べてゆきました。
四人は並んで、鳥に見立てた雪玉を乗せた枝を見上げます。
「えっと、鳴き声はなんでしたっけ」
若い設計者が言うと代わって係長が鳥の声を真似ました。
「チュンチュン」
「クルックルッ」
「キーキー」
「デデポー」
「カーカーカー」
係長の隣に居た設計者が言いました。
「やっぱり最初からでないと駄目ですかねえ」
係長はもう一度節を付けて言いました。
「すずめがちょこりん」
「ムクドリがちょこりん」
「ヒヨドリがちょこりん」
「山鳩がちょこりん」
「カラスがちょこりん」
「五羽が大きさ順にきれいに並んで、だん、だん、だん、だん、だん」
「で、鳴くんだ」
「チュンチュン」
「クルックルッ」
「キーキー」
「デデポー」
「カーカーカー」
四人は弾けるように笑いました。
「ああ、ちょっと、幸せになりますよね」
お腹を押さえながら若い設計者が言いました。
「これが本物の鳥だったらすごく幸せになれるかも知れないですね」
「俺、課長の事を勘違いしていたかも知れない」
係長が言うとみんなが笑ったまま頷きました。
その後、四人は肩を組んで雪を踏みながら「キーキー、カーカー」と鳥の声を上げながら、駅へと向かって行きました。
………………………

「変な事を言う人って居るなあ」というお話ですが、何故か今まで書いたものの中でいちばん気に入っています。
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酒場のカウンターに五人の男が腰掛けてお酒を飲んでいました。
今日は僕の奢りにしますから一杯やりましょうと誘ったのは、真ん中に座って御機嫌な富田氏でした。
富田氏は大きな造船所の設計課の課長さんです。
二十五年の在職中に遅刻などは一度もなく、臨機応変な仕事ぶりは課長職にふさわしいもので、部下からの信頼も厚く優秀な社員でありました。
しかし氏には少しだけおかしな所があったのです。
飲み始めて最初のうちは、本日進水した新型のタンカーの設計に関する事や、これから本格化する艤装の話など、主に仕事の話題ばかりだったのですが、やがてお酒もいい加減に回り、それぞれの家族や遊びの話へと話題が移りると、課長は気分良さそうに体を揺らし始めました。
両脇に座る部下達は、そろそろ今日もあれが出るのだろうかと課長の様子を窺っていました。
やがて上機嫌の富田氏が言いました。
「結構、結構だね。みんなそれぞれに家族が居て、自分の楽しみもしっかり持って、実に豊かな人生じゃないか」
一人の部下はお見合いしても失敗続きで、なかなか嫁の来手がないんだとこぼしたばかりなのに、十把一絡げに結構はないだろうと思いましたが、もしかするとあれの出る話の流れかも知れないと思い不平を言うのを控えました。
富田氏はカウンターに両手をつくと身を乗り出して、左右の四人の顔をゆっくりと見まわして言いました。
「みんな、それぞれの夢と希望を胸に頑張っている。それは何ともいい事だ。そうして自分の道を進んでゆきさえすれば、それはいつか叶うんだ。こんな私だって、妻を貰い子供も三人授かって今のところは健康で暮らせている。有難いことだ。自分の好きな設計の仕事だけを、ただただ無難にこなしてきただけなのにね。大体のところは幸せだ。幸せなんだけどね‥」
四人の部下達は、半眼になって気持ち良さそうに喋り続ける課長を横目で見ながら、それ来たと言う感じで目配せをし合いました。
富田課長は話し続けました。
「みんなの夢は必ず叶うよ。それは私が保証してもいい。もしもそうならなかったら、私のところに取り立てに来てもいいってぐらいのもんだ。だけどなあ‥けど‥私の夢は、子供の頃からずっと抱き続けて居る私の夢だけは、とてもじゃないが叶いそうにはないんだよ‥」
富田部長の一番の古株の部下がすっと腰を伸ばし、心得ましたと言う感じで小さく咳払いをしてから訊ねました。
「課長の夢って、何なのでしょうか」
両端の二人はその真面目ぶった訊ね方に肩を震わせました。
富田氏は自分に訊ねた係長の顔をじっくりと見つめ、体ごと向き直るとその手を取りました。
「おお、よく、よくぞ聴いてくれた。私の夢というのはなあ‥‥」
課長の目が遠くを見つめる様子になりました。
「僕の夢は鳥がそこいら辺の枝に止まってさ、鳴くという、ただそれだけの事なんだよ。珍しくも何ともない何処にでもいる、ありふれた鳥がね」
そこからの言葉は奇妙な節まわしで短く区切られていました。
「すずめがちょこりん」
「ムクドリがちょこりん」
「ヒヨドリがちょこりん」
「山鳩がちょこりん」
「カラスがちょこりん」
「五羽が大きさ順にきれいに並んで、だん、だん、だん、だん、だん」
「で、鳴くんだ」
「チュンチュン」
「クルックルッ」
「キーキー」
「デデポー」
「カーカーカー」
「一生に一度、ただの一度でいいから、それを目の前で見られたらどんなに幸せだろうか」
課長は少し涙ぐんでいました。
両側の四人は笑いを堪えて肩を震わせて居ました。
それは顔まで似せたような課長の鳴き真似があまりにも可笑しかったからです。
「い、いつか叶うといいですね」
係長がそう言ったのを最後に、その酒席はお開きということになりました。
富田課長は「飲み過ぎちゃったよ」などと言いながら、精算を済ませると、帰り支度を始めました。
いつの間にか降りだした雪の中、課長を駅まで見送り、もう少し飲み足そうと、屋台に腰を落ち着けた四人が話し合っていました。
「係長、どうして課長があの話をするのか訊ねた事ってあるんですか」
一番年の若い新人の設計者が訊ねました。
「あるよ。もう十年も前のことだけどさ、課長は色々説明してはくれたんだけど、良く解らなかった」
「そうですよね、僕も訊ねたけど意味が解らなかった」
「僕もです。あんな変なこと言われたら、それが起こるとどんないい事があるんですかって聞きたくなりますよね。でもそう聞くと、さあどうなんだろうね、って答えが返ってくる」
係長が空になったコップ酒を屋台の親父に差し出しながら、言いました。
「俺なんかもうすぐ二十年になろうかって付き合いだけど、あの人の嫌なところって見た事がないんだ。どんな時にも部下思いで優しくて、それでいて設計者としての素質だって抜群だ。今は現役で計算機を回したりしないけど、強度計算なんかもびっくりするぐらいの早さと正確さでこなしちゃう。だからじゃないか」
「だからって、それじゃ意味がわかりませんよ」
若い設計者が言いました。
「そうか、そうだな。要するに俺が思うのは、あれは課長が俺達に言う唯一の我侭わがままなんじゃないかっていう事なんだよ。真面目で才能豊かで、いい人であり続けたいと願い、その通りに振るまい続けて居るのが富田課長だとしたら、当然ストレスは溜まるよね。自分ならいとも簡単にこなせる仕事を部下はしくじったり納期に間に合わせられなかったりする。その苛立ちをね、わざとあんなわけの解らない話で俺達にぶつけて、もっと高いところを目指せというような事を言おうとしているんじゃないか」
隣で聴いていた設計者が膝を打ちました。
「なるほど、初めてすっきりした気分になった。係長、解っていたんですね」
「いや、まったく。目から鱗。素晴らしいです」
三人が嬉しそうに問題が解決した事を喜び合っているのを見ながら、若い設計者は、それが本当のところなのだろうかと考えていました。
うっすらと涙ぐみながら話していた課長の顔を思い浮かべたからです。
やがて終電が近づき四人は駅へと向かって行きました。
雪が二センチばかり歩道の脇に積もっていました。
途中、街路樹の枝が低く延びている場所を見つけた若い設計者は三人を引き止めました。
そして手で雪をすくい取ると団子のようなものを作り始めました。
「スズメってこれぐらいの大きさですよね。で、ムクドリはもう少し大きい。でヒヨドリか、ヒヨドリってどんなのでしたっけ」
歩道の街路樹の枝を見上げながら雪団子を作る若い設計者を見ていて、三人も彼が何をしようとしているのかが解りました。
やがて辺りの雪を掻き集めて一番大きなカラスの雪の塊を作ると、他の設計者が足台にと持って来たブリキのバケツの上に若い設計者は立ち、雪で作った鳥を並べてゆきました。
四人は並んで、鳥に見立てた雪玉を乗せた枝を見上げます。
「えっと、鳴き声はなんでしたっけ」
若い設計者が言うと代わって係長が鳥の声を真似ました。
「チュンチュン」
「クルックルッ」
「キーキー」
「デデポー」
「カーカーカー」
係長の隣に居た設計者が言いました。
「やっぱり最初からでないと駄目ですかねえ」
係長はもう一度節を付けて言いました。
「すずめがちょこりん」
「ムクドリがちょこりん」
「ヒヨドリがちょこりん」
「山鳩がちょこりん」
「カラスがちょこりん」
「五羽が大きさ順にきれいに並んで、だん、だん、だん、だん、だん」
「で、鳴くんだ」
「チュンチュン」
「クルックルッ」
「キーキー」
「デデポー」
「カーカーカー」
四人は弾けるように笑いました。
「ああ、ちょっと、幸せになりますよね」
お腹を押さえながら若い設計者が言いました。
「これが本物の鳥だったらすごく幸せになれるかも知れないですね」
「俺、課長の事を勘違いしていたかも知れない」
係長が言うとみんなが笑ったまま頷きました。
その後、四人は肩を組んで雪を踏みながら「キーキー、カーカー」と鳥の声を上げながら、駅へと向かって行きました。
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コメント
桑原さん遅くなってすみません。
色々な所で色んな人たちと付き合っていると、時としてとんでもなく素っ頓狂な事を言い出す人に出会います。
なんでそんな事言うんだろうと考えても分からない。
中島らもさんなんかはそういう人々を描くのが上手で「おむつ、おむつ、おむつ…」なんていう一生頭から離れなくなるような名作をものにされています。
そこを狙ってというわけではないのですが「変さ」を解析しようとする人のやっぱり何処か可笑しい感じが、僕がこの作品に惹かれる部分なのかも知れません。
富田課長がこんな事を言い出す時にはかなり酔っ払い過ぎている時だと思いますので、僕としては氏がいい人ぶるための作戦では無いと思いたいんですが、やっぱり怪しいでしょうか。
私信のコメントありがとうございます。
いつもいつも、せっかく頂いたコメントになかなか気が付かなくてごめんなさい。
なんて事のない日常の中のちょっとだけ面白い事を、その面白さの生命力を損なわずに書けたらいいなと思っています。
小説を書く時には構造はおろか、構成すらまともに考えずに感触だけを頼りに書き進めてゆくのですが、読んで頂いた方からメタファーが面白いだなんて感想を頂くと、何と言うか、本当に申し訳ありませんと恐縮するばかりです。
なるほど、言われてはじめて気が付きましたが、枝の五羽の鳥と居酒屋の止まり木の五人の人物、確かに最初から相似形です。
びっくりしました。
真剣に読んで頂き本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります。
色々な所で色んな人たちと付き合っていると、時としてとんでもなく素っ頓狂な事を言い出す人に出会います。
なんでそんな事言うんだろうと考えても分からない。
中島らもさんなんかはそういう人々を描くのが上手で「おむつ、おむつ、おむつ…」なんていう一生頭から離れなくなるような名作をものにされています。
そこを狙ってというわけではないのですが「変さ」を解析しようとする人のやっぱり何処か可笑しい感じが、僕がこの作品に惹かれる部分なのかも知れません。
富田課長がこんな事を言い出す時にはかなり酔っ払い過ぎている時だと思いますので、僕としては氏がいい人ぶるための作戦では無いと思いたいんですが、やっぱり怪しいでしょうか。
私信のコメントありがとうございます。
いつもいつも、せっかく頂いたコメントになかなか気が付かなくてごめんなさい。
なんて事のない日常の中のちょっとだけ面白い事を、その面白さの生命力を損なわずに書けたらいいなと思っています。
小説を書く時には構造はおろか、構成すらまともに考えずに感触だけを頼りに書き進めてゆくのですが、読んで頂いた方からメタファーが面白いだなんて感想を頂くと、何と言うか、本当に申し訳ありませんと恐縮するばかりです。
なるほど、言われてはじめて気が付きましたが、枝の五羽の鳥と居酒屋の止まり木の五人の人物、確かに最初から相似形です。
びっくりしました。
真剣に読んで頂き本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります。
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あまりにも出来の良くないのは論外として 人を納得させる出来栄えの中に ちょっとした”突っ込みどころ”が残っていると妙に安心感や親近感を覚えるものです。
「富田課長の夢」もその類のものではと思いました。
これがもしかして「富田課長の作戦」だったりしたら ......スミマセン よけいな事を考えてしまいました。